花火のような恋だった、と彼は言った。
なんで好きになったんだろう?
いつから好きだったんだろう?
どうして好きになってはいけない人を好きになってしまったんだろう?
何も言わなくてもわかる。
言葉の奥にある気持ちが手に取るようにわかってしまう。
見ているものが同じ。感じるものが同じ。
お互いがきっとそんな風に感じていた。
「僕がもっと大人だったら、君につらい想いをさせることはなかった。
心を残していくようなことはしなかった。
でも君につらい想いをさせることになったとしても、伝えずにはいられなかった。後悔はない。
あの日々にも言葉にも嘘はない。君に出逢えて本当に良かった。
君が好きだった。君が欲しかった。
そして今でも君を愛している。本当にありがとう。
君への愛とともに僕はここを飛び立つよ。今はさようならだけど、きっとまた逢えると信じている。」
それはあの日にもう始まっていた。
きっとこうなることは決まっていた。
たとえ傷ついたとしても、後悔はない。
1日でも1時間でもあなたと一緒にいられた時間は幸せだった。
あなたに出逢えたこと、愛し合えたことをけっして忘れない。
本当にありがとう。
笑っていても 泣いて過ごしても 平等に時は流れる
未来が僕らを呼んでる
その声は今 君にも聞こえていますか?
さよならが迎えに来ることを
最初からわかっていたとしたって
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
何度でも君に逢いたい
めぐり逢えたことでこんなに 世界が美しく見えるなんて
想像さえもしていない 単純だって笑うかい?
君に心からありがとうを言うよ
~HANABI~