まだこのブログが残っていた。
きっともう誰も見てないよね?
そう思ったら、ひそかに自分の気持ちを書いてみたくなった。
今私はロシアにいる。
不思議だけれど、きっとまたここに戻ってくるのだと、予感はしていた。
「想いながらすすめば、道は自ずと開かれるものである」と。
必要なのはプラスの想像力と少しの勇気と覚悟。
そうして今私はここにいる。
大切な人は日本においてきた。家族も友だちも。
彼らのいない日常が当たり前のようにそこにあって、私の現実が変わり始めている。
それでも、文明の力によって、私たちは空間を飛び越えて交わることができる。
今日、ある人からメールが届いた。
本当に久しぶり。日本にいるときだって、そんなに頻繁に連絡をとっていたわけでもないのに。
それでも私にとっての特別な人。
一瞬にして、その人の温かさや匂いを思い出して切なくなった。
外が寒いせいかもしれない。忘れていたぬくもりを思い出してしまった。
そうか、私の求めているものはそういうものなのかもしれない。
いつでも私を私として受け入れてくれる場所。安心して眠れる場所。
ここにはないと気づかされた。そう、あれは特別な場所。
寒さに負けて変な罠にかからないよう、今日はあの人の夢の中で眠ろう。